時々、夜に散歩に行きます。
昼間行けなかったり
行ったけど、また夜に行きたくなったりする時。

summer moon
季節によりますが
夜は羊羹みたいにしっとりしていて
奥行きがあって
肌触りが違う。
手で押すように、少しずつ前に進む。
空気は昼よりずっとはっきりしているし
澄んでいます。
私のお散歩コースは複数あって
夜はでも、
大抵同じコースで
お気に入りの木か
その手前のベンチまで行きます。
飲み物を飲んだり
鼻歌を歌ったり
通りゆく人を眺めたり
月を仰いで
星を浴びる。
そういう散歩です。
帰ってきた頃には
たっぷり静けさが身体のなかに満ちていて
なかなか幸せです。
家ではしらすちゃんが待っているので
途中でつんだ草を分けて
花瓶に入れます。

月呼吸
何気ないけれども、
このひとときがわりと気に入っていて
百人一首のカルタみたいに
いろんな場面で
いろんな散歩の1ページに
刻まれる小さな思い出が
私の身体の中に集まります。
それ全部が折り重なって
「私」になる。
そういうのがとてもいいなと思います。


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