雪の匂いがします。
朝、庭に出ようと外にいく階段を降りると凍った水の匂いがします。空気に含まれた微かな水と土の冷たい匂いに気がつくと、身体は静かに新しい季節の朝がきたことを知ります。だんだんと雪の気配が近づいてきているのがわかります。
存外に暖かった今年の11月。大きな変化があった今年を振り返りながら、平日は仕事を進め、壊れた椅子の足を直したり、里芋ポテサラを作ったり、かぼちゃプリンの夢を見たり。
とても強く優しいアメリカ女性とやりとりをしながら、本来ならすごく行き詰まっているはずの私の人生をひとつずつ解くために静かに毎日を過ごしています。激しく、鈍く、残酷な痛みを少しずつ消化しつつ、そこから派生して生まれてくるたくさんの学びと創造を、いろんな人と一緒に紡ぎます。静かで、優しく、ダイナミックな、様々な匂いと色と手触りの中にいます。
いつもいく散歩に昨日は行けなかったので、夜の散歩に行きました。漆黒の冷たい羊羹みたいな闇をゆっくり手で押しながら、川縁をあたたかいお湯と共に歩いて、猫や帰宅する人や鳥を見ます。家に帰ったら、心配になったしらすちゃんが玄関の前で待っていてくれました。しらすちゃんは、私が昼間出かけるのは平気になったのに、夜に出かけると置いて行かれたと思うようで、玄関で待っていてくれます。しばらく温かい彼女の毛皮を撫でて、キスして、しらすちゃんが落ち着いて基地に帰っていくまで待って、シャワーを浴びて眠りにつきました。
あなたが今日最後のに見たのはどんな色でしたか?
今日もこの場所に遊びにきてくださって嬉しいです。
あなたの夜が心地よく安心の中にありますように。


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